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OEM依頼から製品化までの流れ

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OEMの一般的な進め方についてステップごとにご説明いたします。

STEP

お問い合わせ

まずはお問い合わせフォームよりご連絡ください。

フォームに沿ってお作りになりたい商品に関する構想、相談したい事案についてお問い合わせください。翌営業日までに弊社営業より折返しご連絡を差し上げます。

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ヒアリング

ご希望の仕様や条件について担当者よりヒアリングを実施いたします。

STEP01でいただいた内容をもとに、お電話や必要に合わせWEBやご訪問等にてより詳細なご希望やご事情をお伺いいたします。 特に、販売(製造)予定数量や発売開始希望時期等の物理的状況と、使用したい原料・含めたい栄養素・味・ターゲット製品・訴求ポイントなどのご要望やイメージを、是非とも出来るだけ多くの言葉や思いでお伝えください。この後の開発・設計に繋げて参ります。

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開発・設計

お客様のご要望に添うような試作品を開発設計いたします。

STEP02でいただいたご要望を具現化する作業です。ベンチマークがあればそれに対してより近づくように…、商品希望コンセプトがあればそれを踏まえた使用原料や配合を組み込みながら…、幾度も試作を自社開発ラボにて行っていきます。

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試作サンプルの提示

お客様に思い描いた設計になっているかご確認いただきます。

STEP03の作業を経て完成した設計試作サンプルをご提示いたします。
この時点で「もう少しここを…」等ありましたらフィードバックをいただき、再びSTEP03~STEP04を繰り返し行っていくことで、よりお客様の思い描いた製品に仕上げていきます。出来栄えにご満足いただけた時点で、製品処方が確定となります。
※お客様からの指定処方製造案件や全原料支給案件、充填のみの案件についても、弊社での再現性確認のためにこの工程は基本行っております

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商品仕様の決定

最終的にお渡しする商品像全ての仕様を決定していきます。

もちろん製品の中身が一番の肝ですが、最終商品としてはそれ以外にも色々と決めなくてはならない事があります。例えば、最終商品はセットアップした状態にしてほしい…、納品は○○にしてほしい…、印刷フィルムを使いたい…、印字はこうして欲しい…等、中身以外の部分でお客様に最終的に受渡しする商品像(仕様)をどのようにするか。こういった部分も製品中身の開発をしている間に決定していく事項となります。

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御見積

最終決定した商品仕様での御見積をご提示いたします。

全ての仕様が確定した後に正式な御見積をご案内いたします。 全ての商品はそれぞれに異なるものとなりますため一律で御見積をご案内するのは難しく、仕様詳細が決まった時点で、それに基づいた厳密な適正価格をご案内させていただいております。

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ご発注/初回製造~納品

いよいよ新商品の誕生です。

御見積にご納得いただけましたらご発注いただき、いよいよ初回製造に向けての準備となります。 初回製造可能日は商品仕様によって異なって参りますので、担当営業と都度すり合わせのうえ進行させていただきます。

OEMについて知っておいていただきたいポイント

本生産の前にテスト生産の必要性

人の手で行うラボ試作と工場実機製造の違い

実は、ラボでテーブル試作した場合と工場の実績で製造した場合では、熱伝導や攫拌など条件が厳密には異なります。これはラボ試作ではあくまでも少量を人の手で行うことに対し、工場実機製造は大容量を機械によって規則正しく行うという違いです。
ラボでは全くおこならなったリアクションが実機で製造した場合には起こった、ということも問々あります。精密な設計の製品の場合は特に注意が必要です。基本的には類似商品の経験もありますが必ずしも必要になることは少ないですが、何かしら開発段階で懸念材料が感じられた場合や、本製造で絶対に失敗できない〆切状況下にある場合などには、有償にはなりますが本製造前にパッチテスト製造をお勧めいたします。

出来ること、出来ないことの境界線

『出来ない』を『出来る』に変えるための
コミュニケーション

機械製造の特性上たしかに『出来ること/出来ないこと』が物理的にはあります。しかしながら私たちはOEM製造という特性上、『出来ない』を『出来る』に少しづつ変えて成長を続けてきました。これは私たちの力量のみではなく、時にはお客様がお持ちの知見にお力添えをいただきながら、「どうしたら出来るか」を常に考えて、なるべくご所望する商品づくりに応えることを目指してきたおかげだと考えております。もしも、今お抱えの事案についてお悩みであれば、先ずは一度ご相談ください。

OEMの進め方に関してよくいただくご質問

依頼してから製品化までの所要時間はどれくらい?

正直、企画によって様々ですが、凡例として挙げると

最初にヒアリングをさせていただいてから…

  • 【A】初回サンプル提示まで▶︎約2~3週間
  • 【B】その後、製品開発・設計と試作品提示を幾度か繰り返し、最終処方決定するまで▶︎早くて約2~3か月、長ければ半年~1年

こちらが一般的な期間です。もちろん、これはあくまで凡例ですので、「どうしても〇月〇日までにサンプルを仕上げて欲しい」「絶対に〇月には仕上げて決定しなくてはならない」等の事情があれば仰ってください、出来る限り尽くします。いずれにしても一番肝心なのは『いかに詳細にご希望と要件を伝えていただけるか』です。
また、上記Bの所要日数が長い場合ですが、これは『満たさなくてはならない事項の検証に時間を要する場合』があります。例えば、”品質保持検査のエビデンスの為に試験検証を経て結果を待たないとならない”などです。ご希望する商品によってはこのような点にご留意ください。

製造ロットの指定は?

この事柄に関するご質問は多々いただきます。正直こちらもご希望される剤形や資材事情等によって様々です。
大まかに良く質問をいただく3つの事項について汎用回答としてご説明いたします。

  • ミニマムロット
    液体調合品であれば200㎏程度、液体品の充填のみであれば60㎏程度、粉末調合品であれば100㎏程度、粉末品の充填のみであれば60㎏程度で承ることは物理的に不可能ではありません。しかしながら、いずれにしてもミニマムや小ロットについては物理的限界やロスの多さなどで非経済性が必ずデメリットとして付いて回ります。
  • 経済ロット
    こちらは製品の性状によって事情が異なって参りますので、具体性を持った時点でお尋ねください。
    (ガイドライン >> ゼリー:4万包程度、プロテイン:2,500袋程度 ※参考)
  • 最大製造可ロット
    こちらに関しては製造ラインなどのやり繰りによって如何様にでも対応可能です。大型案件などでもお気軽にご相談ください。

完パケ(小袋製品をセットアップした最終製品)での納品は可能?

可能です。
小袋製品を市販用にパッケージングまで行いたい案件もあるかと思います。私たちはセットアップの協力工場を擁しておりますので、最終製品までの仕上げと納品まで一貫して承っております。もちろん、最終製品のパッケージのための資材(化粧箱や化粧袋、シールなどのパーツ)の手配相談もお任せください。

オリジナルのデザイン入り資材を使用できる?

お客様オリジナルデザイン印刷入りの製品包材使用をご検討の場合、私たちで手配、取り揃えが可能です。
印刷フィルムや印刷パウチなどは私たちで手配が可能ですが、その場合、基本一旦お客様ご自身に弊社より資材を買上げいただいた後、それを支給いただく、という運用でお願いしております。これは同資材は他への転用不可ですので、お客様ご自身の資産としていただくためです。
なお、オリジナル印刷資材の場合、①印刷資材初期費用(版代、型代、色校正代 等)がかかることや、②印刷デザインの版は1年間追加オーダーがない場合、その版は使用出来なくなってしまいます(版落ち)。

早い段階での御見積は可能?

最終的な御見積は製品仕様によって諸々の価格も異なってくるため確定後のご案内となるのが定石です。
ただし、途中段階で「だいたいこれくらい」という目安になるような概算価格はご案内することも可能です。(なにぶん未確定な事が多い中でのご案内になるため、実際最終確定した際にはそれよりも高くなったり安くなったり、という点はご理解いただければ幸いです。)

製品化までの開発費用はどれくらい?

私たちは「出来る限りお客様の商品化にお役に立てれば」という思いから、開発費用の負担がないよう努めています。
しかしながら、様々な事情により商品化まで至らない場合や、長期に亘る開発、特殊な開発などもあり、その場合は発生する費用についてご負担をお願いする場合もございます。どうかご理解ご協力の程、お願い申し上げます。